栃木県では、住宅の安全性や省エネルギー化を促進するため、さまざまな住宅補助金事業が展開されています。同時に、国も住宅に関する補助金事業を実施しており、住まいに関するサポートは充実しています。本記事では、栃木県と国が行っている主な住宅補助金事業について詳しく解説。栃木県で家づくりを検討している方は、ぜひ最後までお読みください。栃木県の主な住宅補助金事業引用元:photoAC栃木県で行われている主な住宅補助金事業をまとめたので、栃木県で住宅を建てる方は参考にしてください。補助金名市町村名概要ようこそ宇都宮へ!マイホーム取得支援事業補助金宇都宮市居住誘導区域に新たに住宅を取得した世帯に対しての住宅取得費の一部を補助(参考:ようこそ宇都宮へ!マイホーム取得支援事業補助金)まちなか定住促進住宅新築等補助金栃木市市街化区域に新築を購入し、今後も栃木市に住み続ける予定のある方に対する補助金(参考:まちなか定住促進住宅新築等補助金)佐野市産材を活用した住まいづくり支援事業補助金交付制度佐野市市産材を活用した木造住宅の新築への支援(参考:佐野市産材を活用した住まいづくり支援事業補助金交付制度)真岡市住宅用太陽光発電システム等設置補助金真岡市市民の住宅への太陽光発電システム及び蓄電池の設置の支援(参考:真岡市住宅用太陽光発電システム等設置補助金)矢板市「暮らし」のびのび定住促進補助金矢板市若い世代の移住定住を促進するため、矢板市内に新たに居住を求める方に対する補助金(参考:矢板市「暮らし」のびのび定住促進補助金)ようこそ宇都宮へ!マイホーム取得支援事業補助金宇都宮市では、新たに住宅を取得する世帯を対象に、移住・定住を促進し、まちづくりに活力をもたらすための支援プログラムを実施しています。この事業では、補助金を通じて住宅取得費の一部をサポート。申請に際しての注意点として、予算範囲内での交付となるため、早期に受付が終了する可能性があることや、申請前にパンフレットや要綱を確認することが挙げられます。また、補助対象区域の確認方法については公式サイトをご覧ください。参考:ようこそ宇都宮へ!マイホーム取得支援事業補助金まちなか定住促進住宅新築等補助金栃木市では、市街化区域で住宅取得を検討中の方へ市内住み替え補助金が用意されています。令和2年4月1日から令和5年3月31日までに契約した住宅が対象で、市内での新築・購入に対して補助金が交付されます。補助金は基本額と加算額から成り、補助の対象者や住宅条件をクリアした場合に利用可能です。例えば、所有者が30代で子どもが2人いる場合、基本額15万円に若年世帯加算5万円、子ども加算4万円が加わり、総額24万円が支給されます。参考:まちなか定住促進住宅新築等補助金佐野市産材を活用した住まいづくり支援事業補助金交付制度佐野市では、市内在住または新築後6ヶ月以内に市外から転入予定の方を対象に、市産材を活用した木造住宅の新築を支援する補助金制度があります。対象住宅には10年間居住する誓約が必要となります。また、市内の工務店による新築木造住宅であること、市産木材を1立方メートル以上使用し、年度内に完工することなどが条件です。補助金は使用した市産木材の量に応じて決定され、居住誘導区域外では1立方メートルあたり2万円、居住誘導区域では3万円が補助されます。参考:佐野市産材を活用した住まいづくり支援事業補助金交付制度真岡市住宅用太陽光発電システム等設置補助金真岡市では、真岡市住宅用太陽光発電システム等設置補助金を通じて、市民が住宅に太陽光発電システムと蓄電池を設置する際の費用を支援しています。太陽光発電システムは低圧配電線と逆潮流有りで連系しており、最大出力の合計が10kW未満であることなどが条件です。蓄電池は常時太陽光発電システムと接続していること、未使用品であることなどが求められます。補助金の交付額は太陽光発電システムが1kWあたり1万円で、上限は4万円。蓄電システムは1kWあたり1万2千円で、上限は6万円です。参考:真岡市住宅用太陽光発電システム等設置補助金矢板市「暮らし」のびのび定住促進補助金矢板市では、「暮らし」のびのび定住促進補助金を、新たな住居を求める方に対して提供しています。補助の対象者は、矢板市内に住宅を新築、建売住宅を購入または中古住宅を購入し、そこに住民登録をした方。住宅取得者は取得時点で45歳以下であり、2人以上で入居、5年以上住むことを誓約し、かつ市税等の滞納がないことが条件。補助金額は補助の種類により異なり、新築住宅と用地購入が対象の場合は45万円、新築住宅のみが対象の場合は40万円など、基本補助額と加算金額で構成されています。参考:矢板市「暮らし」のびのび定住促進補助金国が行っている主な住宅補助金事業引用元:photoAC国が行っている主な住宅補助事業として、以下の事業を紹介します。ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業等長期優良住宅化リフォーム推進事業ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業等国土交通省と経済産業省が共同で進めるプロジェクトでは、新築のゼロエネルギーホーム(ZEH)戸建住宅に対する補助が行われ、これにより省エネルギーとCO2排出の削減が促進されます。補助対象には、ZEH基準を満たす住宅に対する定額補助や、再生可能エネルギーの自家消費率を向上させるZEH+への支援が含まれ、系統連系対応型蓄電池や低炭素素材もサポート対象です。また、既存の戸建住宅に対する断熱リフォームにも補助が提供されています。このプロジェクトは、2030年までに平均ZEHの実現と、2050年までにカーボンニュートラルな社会の実現を目指し、脱炭素社会の推進に貢献します。長期優良住宅化リフォーム推進事業住宅の耐久性向上や省エネ効果の向上を奨励するため、省エネ性能の高い住宅へのリフォームや子育て世帯向けの改修を支援する事業が展開されています。通常の場合、補助率は1/3で、補助上限は1戸につき100万円です。ただし、長期優良住宅(増改築)認定を受ける場合、1戸につき200万円が補助され、省エネ基準20%相当の削減が達成された場合、追加で50万円がサポートされます。最後に引用元:photoAC栃木県と国が提供するさまざまな住宅補助金事業を知り、積極的に補助金制度を利用することで、住まいにかかる負担を軽減できます。ぜひこれらの補助金制度を上手に活用して、快適で住みやすい理想の住宅を実現しましょう。